巻き戻って小さくなったのでモブに徹します。お願いですから放っておいてください。
あらすじ
侯爵家令息のユリウスは生まれた時から原因不明の病に襲われ、部屋に閉じめられて窓の外を痛みに耐えながら眺めるだけの生活を送っていた。青白くやせ細った体は長く歩くだけでも体力を奪う。それにひきかえ健康な体と美しさを兼ね備えた姉のミレディは王太子妃候補として、家族の期待を一身に集めていた。 居ないものとして扱われていたユリウスだが、何故か姉にだけは執拗に目の敵にされ、抵抗できないのをいいことに折檻を受ける日々。そんな所業の姉が王太子妃の候補から外された。跡取りである家を役たたずの僕に代わって継がなければならなくなりかなり年上の婿をとるように国王から言い渡されたのだ。 自分の思い通りに行かなかった姉は僕を役立たずと言って罵り、死んでいなくなれと僕の首に手をかけたーーー。
この先の人生に夢も希望も見いだせなかった僕は、抵抗することなく身を委ね、短い人生を終えたのだった。
ただ一つ、誰からか必要とされ愛されたかったと思い残してーーー。
気がついたら、時間が10年以上巻き戻って幼児化していた。病気が適切に治療されていて、体もそんなに痛くない。 しかも姉じゃなくて『兄』? 二度目の人生はもう誰からの愛情も期待しない。端っこで大人しく存在だけさせてもらうつもりなのに、なんでそんなにかまってくるの? お父様もお母様もお兄様もそんなに近づいてこないでください。しかも王太子殿下まで?!
僕はそんな目立ちたくないんです! これまでできなかったことを一つずつ静かに実感して幸せに浸りたいんです! 目立つところには近づきたくないのに!
お願いだから放っておいて!!
幸薄で一度目の人生を終えた主人公が二度目の人生をしみじみ噛み締めようと静かに端っこに寄るのに、周りが総構いして愛情をふりかけまくります。 最初だけ残酷な描写あり。乗り越えればひたすら激甘。Hは大きくなってからですがそれまでにもちょいちょいちょっかいは出されます。 王太子×目立ちたくない主人公