生まれる前から
あらすじ
十一歳の少年カルロス・トレドは、とあるパーティー会場に居たミルバ嬢の姿を見たとたん、その場に縫い止められたかのように動けなくなった。 それは、竜の獣人として生まれたカルロスが初めて経験する〈番〉への衝動だった。 しかし、ミルバは本家の伯爵家の嫁。家柄も年齢も立場も、到底カルロスと結ばれるはずのない相手だ。カルロスは自分の〈番〉衝動が暴走することを恐れ、王都を離れて騎士となった。そして、十五年の月日が流れ── 冒頭シリアスのように見えて、あまり捻りもなくタイトル通りの単純な〈番〉ものです。三話完結+おまけのエピローグです。さくっとお読みいただけたら嬉しいです!