ねえ殿下、私に堕ちてきて~ポンコツと噂の廃嫡王子を籠絡したい
あらすじ
私、エリカはルミエール王国の辺境、ブロワ侯爵家で、領主の愛人の娘として生まれ、 それなりに甘やかされて育った――あの日までは。
嫡子だった異母姉が突然失踪し、私が跡取りに。 そこから周囲の態度は一変し、容赦ない領政の訓練漬けの日々が始まった。
魔法学園では、貴族子女との差に打ちのめされながらも努力を重ね、 いつか領地を立て直そうと決意していた――その矢先。
婚約者に「他に好きな人ができた」と告げられ、婚約を一方的に破棄されてしまう。
傷心のまま帰郷した私を待っていたのは、魔獣のスタンピード、そして重傷を負った父。 制圧のため王都から派遣されたのは、魔獣討伐専門の第四騎士隊。 その中にいたのが――かつての王太子、ヴィクトル殿下。
ある事件で廃嫡され、「ポンコツ王子」と陰口を叩かれているという殿下。 だけど、私は気づいてしまった。
──あれ? 全然“ポンコツ”じゃなくない?
光魔法を使いこなし、結界も治癒もこなすその姿は、魔獣に悩まされるブロワ領にとってはまさに“救世主”。 王宮で冷遇されているなら、いっそ――うちのお婿さんになってくれればいいのに。
でも殿下はまだ、王太子として返り咲くことを諦めていないみたい。
だったら籠絡してあげる。
──ねえ、殿下。 私に、堕ちてきて。
♡*がついている回はR18です。 ♡「逆ハーエンドかと思いきや『魅了』は解けて~5年後、婚約者だった君と再会する」のスピンオフ作品です。(未読でも楽しめます) ☆この作品はアルファポリスで同時掲載中です。