氷の白薔薇は夜に啼く
あらすじ
未来の支配者たちが集う全寮制名門校――アイゼンヴァルト学院。 その中で“氷の白薔薇”と呼ばれる少年、アシェル・フォン・ローゼンベルクは、 公爵家嫡男として完璧であることを求められ、誰にも弱さを見せずに生きてきた。 唯一心を許せるのは、平民の幼馴染――エイルだけ。 けれど、その想いが決して届かないものだと知った夜。 誰にも見せたことのない涙を、“黒獅子”と呼ばれる王族、カイゼル・クローヴィスに見られてしまう。 傷付くたび、彼は優しく抱き締めてくれる。 孤独な夜に、弱い自分を受け入れてくれる。 ――けれど、その優しさが本当に救いなのか。 それを知った時にはもう、戻れなくなっていた。 これは、 愛されなかった少年が、自分を壊した男からだけ離れられなくなるまでの物語。