死に戻り皇帝は、愛しの妻を死なせたくない
あらすじ
その日。皇帝マティウスが生涯唯一愛した妻――セシリアが死んだ。 他殺だった。セシリアを殺した犯人はわからない。 だが愛する妻の亡骸を抱え、マティウスは思う。
――セシリアが死んだのは、全て自分の至らなさゆえ。もし戻ることができるのなら、次は絶対に死なせることはしない――。
だけれど。願ったところでそんなこと絶対に有り得ないだろう。そう思っていたマティウスだったが、次に目を覚ましたとき、彼は、セシリアとの初夜に戻されていた。 訳もわからぬまま、けれど冷淡に、マティウスは言い放つ。 「私は――お前を愛することはない。そして私は、お前と離縁するつもりでいる」 マティウスはもう、愛する妻が死ぬところは見たくなかった。そして、自分が妻を愛することで妻が死ぬというのなら――積もる愛すら偽装して、離縁して、自分の元から手放すのが最善なのだろう。
死に戻り皇帝×事情も知らぬまま皇帝に翻弄される敗戦国の姫の話です。ハッピーエンドです。タイトル迷走中。