花の画葬師と氷壁の閣下が捧ぐ 甘美なるアルス・アマトリア
あらすじ
【26/3/31書籍発売】【2025eロマンスロイヤル大賞《奨励賞》受賞作品】 国王から内密に王子の性教育を任じられた冷徹な氷壁の侯爵ことオクタヴィアン・コルネール。 衝動的に裸婦画を手に入れてしまうほど頭を悩ませていたが、ある日予期せず出会った解剖学部の画家シュゾン・ブラヴェルに助言を受ける。
「学生も教本を見ながら先生の授業を聞くでしょう。そんなのがあればですけど」 「ないものは作ればいい。君がな」
こうして始まった画家と侯爵の性典制作。 次第に二人のあいだに欲望が生まれ、検証と称した関係が始まる。 肉体の繋がりだけでは満足できなくなってゆくオクタヴィアンだったが、過去の苦しみにとらわれているシュゾンは関係を進めることを躊躇する。 そんな中、絵を横取りされた男がオクタヴィアンへの恨みを募らせていた。
愛の芸術がこころに熱を灯す、喪失と再生の物語。
════════════════════ 【刊行情報】 本掲載分より4万字ほどの加筆&修正を施した書籍版『花の画葬師と氷壁の侯爵閣下が捧ぐ、甘美なる性愛指南書(アルス・アマトリア)』は、3/31発売です。
【連作紹介】 *オクタヴィアンの両親イオネとアルヴィーゼ・コルネール夫妻が主人公の前日譚『高嶺のスミレはオケアノスのたなごころ』も掲載中。本作の二十六年前の物語です。 *レオンティウス王子の両親ルキウス国王とオルフィニナ王妃が主人公の『レーヌ・ルーヴと密約の王冠』も掲載中。本作の十八年前が舞台です。こちらには幼き日の公子オクタヴィアンが登場します。