バッドエンディング後のモブに転生したら、詰んでいた
あらすじ
気づけば乙女ゲーム『ブラッディハウス』のバッドエンディング後の世界でモブに転生していた。ハッピーエンドなら、吸血鬼との平和な世だった筈なのに、バッドエンドのせいで人間は吸血鬼から家畜のような扱いを受ける世界だった。男女関係なく十六〜二十九歳の間は吸血鬼が住む屋敷に使用人として働き、血の提供を行うことになっている。ただし、その間の生死は吸血鬼の彼等に委ねられているのだ。その中にマリーも含まれていた。しかし、生き残るために彼女はずっと息を潜めて生きてきた。何故なら、三十歳になれば、屋敷から出られるからだ。そして、好きな人と結婚して幸せに暮らすという夢を持っていた。現在、マリーは二十九歳。残り二週間で屋敷から出ていける歳になっていた。マリーには同じ歳の恋人がいる。その恋人も彼女より一日早く屋敷を出ていけるのだ。そんな彼との生活を夢見ていた時、彼女は屋敷の主人である吸血鬼、グレイ・ルバートから指名された。美しい彼から何故か執着されるマリーの運命は残り二週間で狂わさせることになる……。