これが悪女の兄の流儀です
あらすじ
気づけば、乙女ライトノベルの世界に転生していたセス・メルダ・エルメスト。 だが彼の立場は、ヒロインでもヒーローでもない──悪役令嬢の兄だった。 このまま物語が進めば、妹と共に破滅は避けられない。しかも奔放すぎる妹のせいで、エルメスト家は没落の危機に瀕していた。 迫り来る破滅を回避するため、セスはまず、悪女な妹を一人前の淑女へと矯正することを決意する。 しかし、それだけでは足りない。少しでも最悪の結末を遠ざけるため、セスは後ろ盾となってくれる有力貴族を探し始めた。 そんなある日、一人の男がセスに告げる。
「私が後ろ盾になってやる。その代わり、おまえを私にくれ」
妖しく微笑むその男の提案が、すでに変わり始めていたシナリオを、さらに大きく変えていく。