「どうか私を殺してください」――使い潰された『罪の子』は死を望むが、残酷皇帝は初対面の私を抱き上げ「遅くなってすまない」と泣いた
あらすじ
神の力を使うたび全身を焼く激痛に悶える私を、人々は「罪の証だ」と笑って踏みにじった。
聖女として生まれながら、それが「業」であり「罪の子」の印だと虐待される日々。 国を支え続けボロボロになったエルセラを待っていたのは、「新しい器を作る」と称し、大勢の男に陵辱されるという悍ましい末路だった。
だが自害すれば少ない味方である人々を殺すという。 逃げ場のない絶望。 死すら許されない檻。
そこへ攻め込んできたのは、近隣諸国を蹂躙し「残酷皇帝」と恐れられるジークハルトだった。 国を滅ぼしに来た彼に、エルセラは最後の希望として死を願う。
「どうか、私を殺してください」
だが、返ってきたのは刃ではなく、温かい抱擁と謝罪の言葉だった。
「遅くなってすまない」
一人の少女を救うためだけに血塗られた道を歩み『残酷皇帝』へと成り上がった男が、身も心も傷ついた彼女を幸せにする物語です。