『十把一絡げ』ハンナのときどき波乱な異世界生活。
あらすじ
「俺に君達の生活を護らせてくれ。頼む、愛しいハンナ」 「ウィリアム様……!! それ、ただの勘違いです!!」
平々凡々普通の肩書が良く似合う元貴族現平民のハンナ・ライゼは、ある時日頃お世話になっている商店にて曰く付きの白い立方体を格安で引き取る事に。 そしてその立方体から何の事故か眩い美貌の赤ん坊が桃太郎よろしく生まれてしまう。 生まれたての鳥は初めて見たものを親と認識するとかなんとかいうが、その赤ん坊は恐らく人間のそれとは比べ物にならない速度で急成長し、ハンナを『唯一無二の親』として慕うまでになる。 ハンナはその不思議な子供にリオネルと名付け、平穏無事に暮らそうとしていた矢先、元々その立方体を紛失してしまった大貴族イディナローク公爵の耳にハンナ達の噂が入ってしまう。 どうやらハンナが引き取った立方体には伝説上の生物『神竜』が封じられていたらしく、リオネルこそがその生物なのだとか。 あれよあれよと状況が飲み込めないハンナをよそに公爵閣下は彼女とリオネルを『保護』の名目で自身の屋敷に住まわせ、至れり尽くせりで甲斐甲斐しく気に掛けてくれる始末。 果たしてハンナは無事に我が子と平穏な生活が送れるのか。