王に捧ぐ乳汁 ~私の乳を吸った男に群がる愛人たちの物語~
あらすじ
『王に捧ぐ乳汁』は、異世界を舞台にした物語ではありません。 現代日本を生きる一人の男と出会った主人公の玲子、そしてそのまわりに集う女たちの、静かで奇妙な性の共同体の物語です。
彼女たちは互いを蹴落とし合うために存在しているのではなく、同じ秘密を共有しながら、それぞれ異なる形で“王”へと愛を誓っています。産後の人妻で乳の張りに苛まれていた主人公は彼に乳を吸ってもらい、やがて体を捧げ、他の愛人たちとともに彼が構成する共同体へと取り込まれていきます。そして自らの居場所を見つけていくのです。
本作には授乳や母乳にまつわる描写が多く含まれます。しかしそれは単なるフェティッシュとしてだけではなく、支配、依存、安堵、連帯、そして幸福の象徴として描いています。
一般的なハーレム作品とも、異世界の王道ファンタジーとも少し異なる空気を持つ作品ですが、この小さく歪な愛の世界に、少しでも浸っていただければ幸いです。