ひまリフレ
あらすじ
「ひまりリフレ♡ 開店だよっ♡」 論文に殺されかけた夜、隣の部屋の幼馴染が布団に潜り込んできた。
大学院生の俺は、三週間ろくに眠れていなかった。研究室に14時間こもり、死体のように帰宅した夜——チャイムが鳴る。
「おにいちゃーんっ♡ ひまりがね♡ 添い寝リフレしてあげるっ♡」
隣室に住む幼馴染・桃園ひまり、○○歳。145センチ、ツインテール、いちご柄のパジャマ。「テレビで見た」という理由で始まった無料の添い寝サービスは、しかし、一夜ごとに何かがおかしくなっていく。
パジャマがキャミソールに変わり。 距離が「隣」から「密着」に変わり。 寝言が「おやすみ」から「すき」に変わり。 綿パンツが、なぜか、毎晩濡れている。
——「なんでだろ♡ 不思議だよねっ♡」
無邪気なのか、計算なのか。天然なのか、確信犯なのか。判別がつかないまま、十夜目の夜、ひまりは笑ってこう言った。
「添い寝リフレの♡ 上級コース♡♡」
眠れない夜は、もう二度と来なくなった。 ——別の意味で。