致死圏の女を抱くのが仕事です。掃き溜めの調律師、業務記録
あらすじ
世界の底へ向かってすり鉢状に広がる迷宮を抱える都市【ルヴ・ディナン】。その最下層の辺境に、特務処理班【落丁の栞】は存在する。 表向きは迷宮の死体回収と汚染領域の清掃を請け負うギルド。だが実態は、強大すぎる力や特異な呪いを抱え、正規の組織から弾き出された女たちを隔離するための掃き溜めだ。 管理人のハルムは、彼女たちの世話を焼き、食事を作り、暴走する魔脈のエラーを体液による『調律』で強制初期化して命を繋ぐ。焦らず、照れず、怒らず、ただ淡々と。 灼熱の狂戦士には乱暴に。千年の大魔女には丁寧に。感覚過敏の狙撃手には優しく。三者三様の「規格外」を抱える男の、底なしの箱庭における業務記録。