ゲームのモブ令嬢に転生した私ですが、瀕死の魔族に「泣け」と迫られています
あらすじ
フィオナ・ラルシュは、階段から落ちて目が覚めたら前世の記憶があった。 ここは前世で夢中になって遊んでいた王道ファンタジーRPGの世界。 物語の登場人物たちは、それぞれ与えられた役割のもとで生きている。 けれどフィオナは――名前すら物語に出てこない、ただのモブ。 ゲームの記憶を書き溜めたメモを片手に、懐かしい風景を歩く日々。 大好きだった世界の中にいるのに、ただの観客のまま、平凡な人生を進むはずだった。
――あの日、傷だらけの魔族を拾うまでは。
物語に役割のないモブ令嬢と、フィオナの涙に囚われたモブ魔族。 ゲームのシナリオにはない二人の物語。
春短編2026に参加させていただいています。