国民的アイドルの元ライバルが、俺の底辺配信をなぜか認知している
あらすじ
「高校に行っても、お前には負けないからな!」 「……もう、俺を追いかけるな」 中三の卒業式。幼馴染であり、唯一無二のライバルだった蓮田深月(はすだ みつき)にそう突き放されたあの日から、俺の時間は止まったままだ。 あれから15年。深月は国民的アイドルグループのセンターとして芸能界の頂点に立ち、俺、梅本陸(うめもと りく)は、アパートでコンビニのサラミを齧る、しがない30歳の社畜になった。 誰にも祝われない30歳の誕生日。孤独と酒に酔った勢いで、俺は『おでん』という名の猫耳アバターを被り、VTuberとして配信を始めた。 どうせ誰も来ない。チラ裏の愚痴配信だ。 そう思っていた俺の画面を、見たことのない金額の赤スパ(投げ銭)が埋め尽くした。 『K:¥50,000 誕生日おめでとう。いい声だ、もっと話して』 『K』と名乗る謎の太客。 【執着強めの国民的アイドル】×【酒飲みツンデレおじさんV】