カノジョたちに囲まれたボクは、誰も選ばないことにした――それでも続く関係
あらすじ
京都市内の私立高校に入学した中島理玖(なかじま・りく)は、 気がつけば三人のクラスメイトの女子と同時に関わるようになっていた。
饅頭屋の娘で、生活の中に生きる凛(りん)。 美大志望で、自由奔放な美咲(みさき)。 老舗呉服店の一人娘で、伝統の「内側」に生きる結衣(ゆい)。
三人は、それぞれまったく違う世界に立っている。
それでも理玖は、誰か一人を選ぶことができなかった。
「全員、大切にしたい」
その言葉を、三人は――否定しなかった。
――あえて“選ばない”という選択は成立するのか?
京都という街の「内」と「外」、本音と建前、 そして人と人との距離の中で、 彼らは自分たちの関係のあり方を模索していく。
これは、少し変わった恋愛と、 「関係の続け方」をめぐる物語。