【完結】可愛い可愛いわたしの番は、まだ知らない――溺愛竜に囲われた番様の身代わりは、もう逃げられない――
あらすじ
「おまえが私を憎んでも、構わない。おまえの全てが、愛おしい」
生贄として沼に沈められた青年・蘇瑾言(そ きんげん)を救ったのは、千年を生きる竜人・澹臺墟(たんだい きょ)だった。 沼の底に佇む幻想の宮殿——竜宮殿。 そこで瑾言を待っていたのは、甘く豪奢な日々と、底知れない孤独を抱えた竜の執愛だった。 「墟様は、私を愛してくれているの? それとも、失った番様の身代わりとして?」 千年前に殺された番への執着を捨てられない墟。身代わりだと知りながら、それでも彼に惹かれていく瑾言。 信じていた者に刃を向けられ、全てを失った夜——目覚めた瑾言は悟る。 ここは檻だ。番を永遠に囲うための、沼の底の宮殿。 そして瑾言はまだ知らない。この愛が、どれほど深く——どれほど狂っているのかを。