離婚駆け引き〜悪辣令嬢と政略夫、最初で最後の一夜から始まる溺愛〜
あらすじ
「……君の中、たまらない」 熱を帯びた吐息が耳をかすめ、冷酷な夫の蒼銀の瞳が揺らいだ。 離婚の条件は――一度きり、彼に抱かれること。
魔法が使えない令嬢、レイナ・リュゼリア。 実家を追放された彼女は、魔導具の設計という才覚で自らの価値を築こうとしていた。
その野望の果てに選んだのは、王国二大公爵家の片翼・フィッツジェラルド家の次男、ルカへの嫁入りだった。
愛のない政略結婚――そのはずが、気づけば彼を愛していた。 けれど、ルカの心には別の女性――リリア・ヴェイルロスの存在がある。
三年間、夫婦としての営みを持たぬまま、冷えきった夫婦生活を続けた末にレイナは離婚を申し出る。
「離婚の条件は一つ。最後に君を抱きたい」
ルカの交換条件に戸惑いながらも、レイナはすぐに悟る。 次期当主選を控えたルカにとって、離縁は致命的。だからこそ離縁を回避するために『駆け引き』を仕掛けてきたのだ、と。
けれどその一夜は、互いの心を大きく乱すことになる――。
※こちらはR18描写を含めた長編版です。