私を正しく縛っていただきたい、誰にも触れさせないように、強く(番外編追加)
あらすじ
「その強い力で、私を正しく縛っていただきたい」 聖職者として純潔を尊ぶカスティエルは、内に潜むオメガの本能に怯えていた。抑制剤も限界を迎え、理性を失う恐怖に震える彼が選んだのは、強大すぎるフェロモンゆえに孤独を纏う第三騎士団長・ギルバートとの「事務的な番契約」だった。
互いの不足を埋めるための、愛なき利害の一致。そう割り切っていたはずの二人だったが、初めて肌を重ねた夜、カスティエルは騎士の放つ圧倒的な圧に安らぎを、ギルバートは神官の清廉な香りに独占欲を見出す。
予定より早く訪れた発情期の嵐。家主のいない寝室で、騎士の上着に縋りつく神官が見つけたのは、絶望ではなく、唯一無二の番への確信だった。
「君を、私のものにする」
これは、本能を呪った神官が、一人の騎士の腕の中で「番う悦び」を知るまでの、再生と溺愛の記録。
3/27番外編追加しました。