共犯者たちの楽園 ~逃げ場のない熱 底のない沼~
あらすじ
雪の日の夜。 幼馴染の双子、優愛と舞を引き取ったその時から、僕の人生は狂い始めた。
二人が抱える「感覚共有」という特異体質。 片方が感じた痛みも、快楽も、そのままもう片方へと伝播する。
恐怖で眠れない夜。 縋りつく細い手と、震える吐息。 「お兄ちゃん」と呼ぶ声に、僕は少しずつ壊されていった。
これは保護者の物語ではない。 共犯者の物語だ。
丘の上に建つ、バブルの遺産。 外界から隔絶された白亜の洋館。
社会的信用も、安定した未来も、すべてを投げうって手に入れた、僕たちだけの要塞。
やがてそこに、凛とした巫女と、行き場を失った少女が加わり、五人の閉ざされた楽園が完成する。
世間の常識からも、倫理からも、完全に逸脱している。 逃げ場のない熱の中、底のない沼へと沈みながら。 それでも僕たちは、互いの体温で傷を塞ぎ合うようにして、今日も丘の上で笑っている。
歪で、重たくて、温かい。 そんな、五人の物語。
※本編完結まで連日投稿予定 ※主人公とヒロインたちに血縁関係はありません ※本作はpixivにも投稿しています(ノクターン先行)