あらすじ
「……郁人の道具じゃなくて、俺のもので塗りつぶしてあげるよ」
恋人の悪戯に、公共の場で喘ぐ千夏。その様子を、親友の慶は氷のような眼差しで観測していた。
静寂の深夜、恋人の隣で眠るはずだった彼女の身体は、背徳の振動を媒介に、無慈悲な略奪者へと明け渡されていく。
淡雪のような肌と、慎ましやかな胸の膨らみが、男の熱によって溶かされ、変質していく。
――その変容の記録を、ここに編纂する。 鹿津宮 究
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