愚かな王女の贖罪結婚
あらすじ
コヴォールの王女であるヴァウラは、王家主催の夜会で吟遊詩人のオリヴァーと出会う。目元を覆う仮面をつけていながらもその見目は美しく、歌声も優れたもので、贅沢を好むコヴォールの王と王太子にオリヴァーは気に入られた。引っ込み思案なヴァウラにも優しい、高潔で浮世離れしたオリヴァーと少しずつ交流をしていたある日、城に見知らぬ騎兵が押し寄せ、ヴァウラを含めた王族が拘束される。その兵士を率いて立つ男はヴァウラがよく知った、けれど知らない顔をしたオリヴァーで。彼は隣国ファーレンの第三王子と名乗り――ヴァウラと結婚し、この国の王配として頂点に立つと、そう告げたのであった。