姦操蟲——快楽に寄生された少女たちが、幸せに堕ちる記録
あらすじ
姦操蟲。
女の体内に寄生し、神経に快楽の形をした呪いを流し込む蟲。退紅色をした小指大のナメクジほどの、小さな生き物。一度体内に入り込めば神経に根を張り、自力では二度と剥がせない。拘束も薬物も必要ない——これだけで、女を囲える。
どこを気持ちよくするか。どれだけ気持ちよくするか。いつ気持ちよくするか。すべてが蟲を仕込んだ者の指先ひとつで決まる。 被害者の意志は関係ない。身体の内側から直接神経を書き換えられて、「気持ちいい」という事実だけが、抵抗も拒絶も飛び越えて身体に刻まれていく。
最初は誰もが耐えられると思っている。歯を食いしばり、自分は屈しないと信じている。
声が漏れる。甘くて情けない、自分のものだと認めたくない声。それが耳に入るたびに、身体はもう気持ちいいのだと突きつけられる。意志がどれだけ拒んでも、身体はとっくに受け入れている。
やがて身体が意識を追い越す。考えるより先に腰が動く。言葉より先に喘ぎが漏れる。そして気づく——辛いのに、身体は止めてほしいと思っていない。
快楽を流し込まれるうちに、脳の配線が少しずつ変わっていく。快楽を受け取るための回路が刻まれ、広がり、やがて思考も感情もその回路の上を流れ始める。怒りが快楽に溶ける。悲しみが快楽に溶ける。恐怖すら、次の波が来れば甘く溶ける。気持ちよくない自分がどんな感じだったか、もう思い出せない。
そうして壊れた心が「もっと」と求める。泣きながら。震えながら。それが何を意味するのか、分かっていながら。 最も残酷なのは、壊された先で彼女たちが幸せだということ。 辛くて、気持ちよくて、幸せだと、涙を流しながら笑っている。
この作品は、姦操蟲によって堕とされた女たちの記録である。それぞれに違う人生があり、違う誇りがあり、違う壊され方をした。
共通しているのはただひとつ。 ——快楽に寄生された心は、もう元には戻らない。