六十路の処女おばさん
あらすじ
三月というのに深い雪が残る北陸の山間。二浪の末に地元の大学へ合格した俺は、合格祝いへの礼を伝えるため、母のいとこであり、幼い頃から自分を我が子のように慈しんでくれた六十代半ばの女性・幸子の家を二年ぶりに訪れる。
久しぶりに会うおばさん(幸子)は白髪こそ増えたものの、今なお美しい面影を宿していた。かつて抱いた淡い欲情を「終わった気持ち」として封じ込めていた俺だったが、予期せぬ豪雪によって帰宅が困難となり、彼女の家に一晩泊まることになった。
二人で熱燗を酌み交わし、こたつで談笑するうちに、話題は互いの過去や恋愛観に及ぶ。俺は、おばさんがこれまでの人生で一度も男性と交際したことがなく、今もなお処女であることを知る
酒の勢いと親密な空気の中、俺はかつて抱いていた独占欲と、自分にしか心を開かない彼女への愛おしさが再燃していく。おばさんもまた、親戚という一線を守りつつも、心の中で俺を「特別な存在」として想い続けていたことを吐露した。
こたつの中での指遊びから始まった情事は、かつて越えることができなかった一線に迫っていく。還暦を過ぎた幸子の無防備で色っぽい姿、そして初めて触れる女性の「芯」の熱さ。 過去の罪悪感を乗り越えて、四十歳の年の差を超えて男と女として結ばれようとしていた。 互いに初めての相手であることに、ずっと思い合っていたことにどこか運命を感じて、激しい情欲の夜が深まっていく