「あ」しか言わない「あ」の人
あらすじ
心の中だけが騒がしい大人しくて臆病な大学生 湊が、夏休み明けにバイトを始めることになった。 そこで出会ったのは、無表情で無口で、なぜか湊のことばかり見てくる男 千歳。
初対面の第一声は「あ」。 謎の恐怖に怯えていた湊。それなのに気付けば大学でも顔を合わせ、飴を渡され(!?)、臆病な野良猫に触れ合うかのように少しずつ距離だけが近づいていく。
皆に優しくされるたびに、その優しさを自分が受け取っていいのか悩む湊。 優しさは、誰のため? 配慮は、何のため? 「どうしたらいいか、誰か教えて」 そんな湊に千歳は何度でも問いかける。 「それで、湊はどうしたいの?」 どうしたいんだろう? 俺がどうしたいかなんて、そんなこと。 俺はどうしたらいいかが、知りたいのに。
という、誰も彼もが優しくて、優しさで溺れるお話です。
※1ページめの感じでゆっくり進んでいくお話です。合わなかったらそっ閉じください。