五百年の眠りから目覚めた「狂王」様がかたときも離してくれません
アリシア・セルバンテス伯爵令嬢は、幼い頃からパレハ遺跡に魅せられて発掘隊にまで参加している好奇心旺盛な令嬢である。 神殿の地下に通じる階段が見つかり、期待に胸を膨らませてその初入室に立ち会ったところ――石室の棺から飛び出たのはミイラではなく…
あらすじ
アリシア・セルバンテス伯爵令嬢は、幼い頃からパレハ遺跡に魅せられて発掘隊にまで参加している好奇心旺盛な令嬢である。 神殿の地下に通じる階段が見つかり、期待に胸を膨らませてその初入室に立ち会ったところ――石室の棺から飛び出たのはミイラではなく、なんと生きた熊だった。 その熊は美しい青年に姿を変え、アリシアに懐いて離れない。どうやら青年は、五百年前に生き埋めにされた獣人の「狂王」のようだが――記憶も言葉ももろもろ、忘れてしまっていた。 しかし、アリシアをすでに番として認識しているようで、抱きかかえて離れない上に給餌したり身体を洗ったりと世話を焼く。彼をイツァヤヌと名づけ、己の足腰と尊厳が弱る前に、彼の謎を解いて解放してもらおうとするアリシアなのだが――。
自称婚約者に襲われたり、獣人に襲われたり、怪しい団体に襲われたりしながら、イツァヤヌの謎を解き明かしていく、ヒストリカルラブファンタジー。
かたときも離れてくれないので肌露出は多めです。コメディときどきシリアスな九万字程度の長編です。