アリアナは捕まった
あらすじ
アリアナは気が付いた時、田園風景に独りきりでいて、自分に関するすべての記憶を失っていた。足元には金貨と宝石。握り締めていたメモには「貴方はアリアナ、十八歳、王都から離れて平和に生きること。貴方ならできるわ、頑張って」とある。おそらくこれを書いたのは自分だろうと、アリアナは行きついた町の定食屋で働きながら、メモの通り平和に生きていた。 ――だがそれも終わる。アリアナを捕まえた美しい魔術師の男は、アリアナが魔術で自分で記憶を消したのだと気付くと、「憎しみのひとかけら、俺に寄こす気はないということか」とどろりと濁った目をした。そして吠えた。「全て思い出し、絶望の中で俺に抱かれろ! アリアナ・ラヴェンナ!!」と。 ■世界観はダークファンタジー寄りで、ふわっとしています。雰囲気をお楽しみ頂けると助かります。 ■三万字書いて短編を諦め、中編に。五万字くらいで終わる予定。 ■楽しんで頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。