番にならないとダメですか?【5/1 番外編追加】
あらすじ
「いっしょにおとなになろう」
そんな無邪気な約束は、いつの間にか甘い執着の檻へと変貌していた。
隣の家に住む、幼馴染のステリオ。 龍の血を引く獣人の彼も私も、幼い頃は性別が決まっていなかった。 だから、一緒に大人になっていくと、そう思っていたのに。 病弱で守ってあげたい『かわいい』幼馴染だったはずの人は、気付けば私よりずっと大きく、抗えないほどの強大な魔力を宿した『雄』の身体をしていた。
平穏だった日常を壊したのは、私への『番候補』の縁談。 それを知ったリオの瞳が、見たこともないほど獰猛に濁る。
「俺が、コイツを『女』にする」
そう宣言した男は、その晩から私に魔力を注ぎ込んでは開発していった。 侵食され、徐々に拓かれていく身体。変化していく肉体。曖昧になる関係性と境界。
執着を剥き出しにした彼に翻弄される日々は、甘く切なくて。 きっともう、幼馴染のままじゃいられない。
ねぇ、でもさ…… ──番にならないとダメですか?