あらすじ
ユリアネは死を望んでいた。
聖女の力を具現させた自分のせいで、守りたかった家族が亡くなっていたのだ。そんなことも知らずに、彼女は聖女の役目を果たしていた。
だから聖女を奉る神殿が襲われたとき、これでようやく死ねると安堵した。
ところが、野蛮な兵士たちに襲われかけたユリアネを救った男は、血の滴る剣を掲げて彼女に微笑みかけた。
「覚えてくれていたか、俺の聖女」
男は死を望むユリアネを囲い、偏執的にたぎる想いと快楽を伝えた。
神殿に囚われた死にたがりの聖女と、かつて彼女に命を救われた男の物語。
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