魔性の運命《オム・ファタール》は、人生の安らぎを求む!
あらすじ
※オム・ファタールはファム・ファタール(運命の女)の男性形です。
伯爵家の次男ルーク・シンクレアは、自らの美貌を呪っていた。 あまりに美し過ぎるがゆえに、人は彼に溺れ、執着し、理性すら失う。 ――『魔性の運命《オム・ファタール》』。その存在は、望まずして周囲を狂わせてきた。
ただ穏やかに生きたい。 その願いは叶わぬまま、ルークはある理由から一ヶ月だけ魔法でまったくの別人に姿を変えることになる。 平凡な青年「ノア」として身を隠した先で出会ったのは、海軍将軍ケイレブ・ドレイク。
彼は正体を知らぬまま、ノアという一人の人間に真っ直ぐ向き合い、惜しみなく優しさを注いでくれる。 触れられるたび、名を呼ばれるたび、胸の奥が甘く疼く――それは、ルークが初めて知る“恋”だった。
だが彼と心を近づけていくのは『ノア』。 魔性の男、ルークではない。 もし正体を明かせば、この関係は壊れてしまうだろう。
王国では陰謀が動き出し、美しき魔性の運命《オム・ファタール》を手に入れようとルークに魔の手が迫る。
果たしてルークは恋を叶え、安らぎを手に入れることができるのか──?